九州インカレを振り返って(池田)

こんにちは。

1回生の池田龍平です。


 今回は「九州インカレを振り返って」というテーマで書かせていただきます。


 今回が初めての全日本インカレ団体戦への予選であり、予備員ではありますが、470チームの一員として出場させていただきました。


 私は全6レースのうち3レースを春山先輩と帆走しました。その中で大きく課題に挙がったのはスタートです。今回は微風シリーズとなり、大切になったのは船を止めないことだったと思います。帆走した最初のレースでは船を止めすぎて流れてしまい、マニューバリングが出来ないまま走り出せず、逃げタックから始まる展開しにくいレースになりました。また、振れやすい海面でスタート前のシフトにいかに早く気づき、自艇をポジショニングさせるかも重要となりました。


 スタート前のハンドリング技術を平日練習でしっかりと磨き、展開しやすいスタート、艇団を抑えトップを走るスタートを決めれるよう努力します。大きなミスは無かったものの、大会前に立てた技術的な目標を十分に達成出来なかったため、もっと細分化し着実に克服していきます。ジャイブや上回航、下回航が克服出来ていないことは致命的であるので重点的に練習し、どの状況でも勝てる動作にしていきます。まだまだ周りを見れていないため、私生活から意識していきます。


 今大会に向けて練習してきた事が活きた事もありました。クローズでのシフトチェンジや、リーチングのコースなどは上手くいったと感じています。ピンチモード、VMGモード、ドライブモードを春山先輩がコースを引きやすいように使い分けられたのは大きかったと感じています。


 しかし、今回は偽装のトラブルがありました。いくら普段乗っていない艇だからといっても絶対に避けなければならないと分かっていたのに起こしてしまったことは選手としての自覚が低かったと感じます。誰よりも艇を大切にしていると思っていたのでとても悔しいです。柳川コーチから艇に対する愛情をもっと持てとご指導いただき、今までよりさらに感謝を持って活動していきたいと強く思いました。セーリング競技という道具がなければ出来ないスポーツのプレイヤーとしての心得を持ち、内面的にも成長できたと思います。


 今回の成績は、チームの目標としていた両クラス優勝で完全優勝が達成でき、1年生からとてもいい経験をさせていただきました。次は全日本インカレです。まずはスタメンに入り、チームに、福大に貢献し、監督やコーチ、先輩方に恩返しがしたいです。残りの日数もしっかりと自分に厳しく磨きをかけて行きますので、これからもご指導ご鞭撻よろしくお願いします。