大事にしていること/もの(内田)

こんにちは。

新4回生の内田です。

今回は「大事にしていること」というテーマで書かせていただきます。


私が大事にしている事はすべての経験は必ず今につながっていると考えることです。


2021年はコロナ禍で様々なことが制限されました。その一つに部活動の制限もありました。

部活って誰かに強制されるものではなくて、きっと自分の意思で、目標があってやるものだと思います。


私もそうでした。陸上が好きで、上手くなりたい、試合に出たいという気持ちでやっていました。インターハイに出たい、試合に出たい、ベンチに入りたい、勝ちたい、好きだから、やって当たり前……


目標や夢に大きい小さいはなくて、持ってることとそれに向かう過程に意味があると思っています。小学校5年生から始めた陸上は中学、高校、と続けました。陸上が好きだったからです。高校は陸上を頑張りたいという理由で、死にものぐるいで進学しましたが、そこで怪我をして部活ができなくなりました。


入学して間もなく、6月のインターハイ予選前。練習中に右膝のアキレス腱を痛めました。初めての大きな怪我で何が起こってるのかも分からず、MRIの結果、最低でも半年は陸上ができないと言われ、病院の待合室で呆然としていたのを覚えてます。


そこからは長いリハビリ生活でした。

怪我をしてから、毎日泣いていた覚えがあります。陸上をするためにこの学校に進学したのに、部活ができない。同級生が怒られたり、褒められたり、練習試合で名前を呼ばれたりするのすら悔しくて、私は何をしてるんだろうと毎日思っていたし、妬ましく思う自分に失望したりもしました。


高1も終わろうという3月、待ちに待った復帰でした。ただ理想の復帰とは程遠く、走れない、思うように走れない、リハビリ中には思いもしなかった壁にぶつかりました。だからリハビリが大事なんだよと当時の自分に教えてあげたいです。


3月の復帰から死にものぐるいで練習して、少しずつ動けるようになって。徐々に自分の身体に戻ってきた、そう思い込んでいました。


復帰してから1年も経たない、翌年の1月。なんてことない普段の登校中のことでした。今度は交通事故に合ってしまいました。1度目のときとは違い、しばらくは涙も出ませんでした。1月に入院し、3月に手術をして、私の高校での部活動生活は終わりました。陸上のために進学した高校で、足しても1年しか陸上をすることができませんでした。


当初は全然受け入れられず泣いてばっかりだったけど、2回目の手術以降は、大学でも陸上を続けようと気持ちを切り替えリハビリに励んでいました。そこで担当してくださった理先生との出会いが、体育教師を目指すきっかけとなりました。


これだけマイナスなことが起きたとき、それをどんな風に捉えるかなんてのは本当に人それぞれだと思います。なので、自分の気持ちを大切にすることが大事だと思います。どうしても受け入れられない自分を責めなくて良いし、泣いてばっかりな自分は慰めてあげて欲しい。この経験がいつかの糧になれば良し、私も21歳になってやっと高校時代のことが笑い話になりました。(ただ、高校に行かせてくれた両親には本当に申し訳ないと思ってます。)そして、あんなことを乗り越えられた自分ならと、自信にも変わりました。


私は負けず嫌いなので、マイナスなことが起こったとき、そのことに対しても負けたくないと思う節があって。マイナスなことに対して、自分まで気持ちがマイナスになったら良い方向に向くわけないよなと思うようにしています。もちろん怪我をして最初からこんな風には思えませんでした。ポジティブになるには時間がかかりましたし、正直時間が解決したくれたような気もします。だから焦らず今の気持ちと向き合って、腐らずに部活にとりくんでいきます。