引退挨拶(緒方)

こんにちは。

4回生マネージャーの緒方です。

今回は引退挨拶を書かせていただきます。


私がこんなに早く引退挨拶を書く日が来るとは思いませんでした。まだ引退というのを実感できません。62代の先輩方の引退挨拶を読んだのが昨日のことのように感じます。


先輩方が引退し、自分たちがやるんだというやる気や先輩方がいなくてやっていけるのかという不安を抱きつつスタートした第63代。本当にこの一年間は中身が濃ゆすぎる年でした。


引退した今思うことは、悔しい。ただただ悔しいという思いです。この一年間、私は新体制がスタートするときに目標に掲げたスナイプクラス優勝、470クラス5位、総合3位という結果には努力しだいで手が届くと自信がありました


それは先輩方のおかげで総合入賞をするためにやるべきことが明確になり、それを発揮できる選手、支えるマネージャーが揃っていると思っていたからです。しかし、結果は今まで経験していない片クラスでの全日本インカレ出場。そして優勝できると思っていたスナイプのまさかの7位。


マネージャーの私よりもきっと全日本という大きな舞台で戦った選手の方が悔しいと思います。最終日に泣きながら着岸する同期の姿、申し訳ないと言ってくれる後輩の顔はいつまでも忘れられないと思います。


一年間活動しにくい中、試行錯誤して頑張ってくれた選手にトロフィーを持ってほしかった、私達が一年生のときから指導をしてくださっている上村監督、たくさんご指導くださった柳川コーチにトロフィーを渡したかった。多方面からご支援くださるOB・OGの方々にいい結果を報告したかった。悔しい気持ちと申し訳ない気持ちでいっぱいです。


マネージャーができることは本当に些細なことしかありません。プロテストをかけられても何もアドバイスもできない、緊張をほぐしてあげることもできない。応援すること、ご飯を作ることしかできない。マネージャーは無力であるということを痛感しました。きっと選手はマネージャーが応援してくれるから頑張れるんだよと声をかけてくれると思います。しかし、実際私は全日本の場で何もできませんでした。この四年間何をしてきたのか、りんぺいさんにマネージャー改革をしていただいて何を学んだのか。不甲斐ない気持ちです。コロナで活動ができなかった、いつもとは環境が違ったなどは言い訳に過ぎず、早稲田も慶應も日大もやれることをやってきたからこその結果なのだなと思いました。こんな悔しい思いをするならばもっと選手のために行動すればよかった。たらればしか出てきません。


だからこそ後輩たちにはこんな思いを二度としてほしくありません。このインカレを踏み台にして来年必ず目標を達成してほしいです。福大はやっぱりすごい、福大には敵わない。と言われるようなヨットもチーム力も強いチームへとなるように一年間がむしゃらに頑張ってほしいです。最後にはやっぱり笑って、四年間頑張ってきて良かったと思って終わってほしいです。


ここまで悔しい気持ちを書いてきましたが4年間福大ヨット部で学んだこと、経験したことは他の大学生よりも貴重なものだと思います。最後は悔しい思いもしましたが、それはみんなが懸命にやってきたという証でもあると思うので後悔はありません。すべてが私にとって誇りであり自慢です。試乗会での私の選択はやっぱり間違っていなかった。


楽しいことも辛いこともたくさんありました。どんなことも乗り越えられたのは、いつもご指導くださった監督・コーチ、何もわからない私を成長させてくれた先輩方、一緒に頑張ってくれた同期、ともに成長してくれる後輩、たくさんご支援くださるOB・OGの方々、そしてどんなときも味方でそばにいてくれた同期マネージャーのりりのおかげだと思います。何度お礼を言っても足りませんが、本当にありがとうございました。


最後に後輩のみんな。来年絶対に自分たちが納得行く結果を残せるように頑張ってください。泣いても笑ってもこの一年間が最後だから。みんなならきっと笑顔で最後を迎えられると思います。大丈夫。みんなはたくさんのことを経験して、学んで、支えてくれる人が周りにたくさんいるから。応援しています。


マネージャーのみんなも一緒に頑張ってくれてありがとう。先輩なのに何もできなくて本当にごめんね。みんなは最高のマネージャーです。

本当にありがとう。


引退挨拶ということで長々と書いてしまいました。拙文でしたが、読んでいただきありがとうございます。


今後とも福岡大学ヨット部へのご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。