勧誘エピソード21

こんにちは。

4回生の市原です。


私は三陽高校入学して、ヨット部へ入部しました。

初めての高校登校日に学校に展示されてあるヨット(本物)を見ました。白い大きな帆と鋭いボートを見て感動したのを今でも覚えています。その時、当時の主将から『君、これ気になるのかい?一度海でこれに乗ってみないかい?』と誘われました。高校初日がヨットとの出会いです。

  そして私は試乗会へ参加する事になり、当時のヨット部の主将と、今現在の自分の同期である小村とヨットに乗ったのが初めてでした。

そして、その時の主将がトラッピーズを見せてくれて、すごくカッコよく見えました。

『自分もやってみたい。』と思い、ハーネスは試乗会2回目の人しかつけれないルールでしたが、わがままを言って1日目でつけさせてくれました。そしていざ、トラッピーズに出るとあんなに簡単そうに見えたトラッピーズですが、バランスをとるのはとても難しく、いきなり前に体重がかかりバウの方へ転び落ち、三人で沈したのを覚えています。それにすごくあせる当時のりんぺいの顔と笑顔だった主将の顔は、いまでも覚えてます。4月だったので冷たい海でしたが凍え浮かびながら太陽を見ると夕日がとてもきれいでした。それからすぐ2人が沈起こしをしてくれて、私は救助されました。試乗会で、沈したのは私が初めてだといっていました。そこから主将が『もう一回トラッピーズにでてみよーよ』って笑顔で言われたとき、私はとても怖さを感じてましたが、主将は『何でも練習せなできるようにならんっぜ』と言われ、ヨットのカッコよさより人間的にかっこいいと思いました。それから怖さを捨て、支えてもらいながら何度も練習して、やっとトラッピーズをすることができました。

できた時の達成感が今までの人生で味わったことのない感覚でした。すごく嬉しかったです。

そして次の日から高校の友達にその話をして、ヨット部にどんどん同期を増やしました。

最後に。私がヨット部に入部したきっかけは、

ヨットのカッコよさだけでなく、人間的に成長できる自分の居場所を見つけたことです。

なのでこれからもヨット競技を通し人間的な成長を遂げたいと思います。